リモートチームでホワイトボードなどの代わりに情報を伝えるSlackの/remind
それどこに書くか問題
リモートチームで悩むのが 常設されたホワイトボードに情報を書いた紙を貼るような、常に見える場所が無い 問題。
例えば、チームでルールにしたいことやビジネス目標やスプリントのゴールなどは何処かに常に見える所に置いておきたい類のものですよね。
しかし、どうしてもチャットやWikiなどの情報共有ツールの中の世界で生活するので、見えるところに情報を置いておく事が難しく感じます。ならばいつも利用しているツールの中にそういった情報を表示しようというアプローチになると思います。(なりました)
弊社の中でも多くのリモートチームがタスク管理/チャット/Wiki/ソースコード管理/ビデオ会議などのツールを組み合わせて円滑なコミュニケーションの促進と情報の見える化を図っています。
あるチームでは
- ホワイトボードに書く
- (リモートメンバー増えて見れない..)
- Wikiに書く
- (見ない..)
- チャットでお知らせ[hubot]
- (世話が面倒)
- チャットでお知らせ[/remind]
あるチームで 常に見て欲しい系 の情報の置き場所はこのような遍歴になっています。 Wikiを使っていた時に思ったのは "能動的に見に行かなければならないところにある情報は見ない。" まさにそうでした。例えばURL Schemeの仕様ってどんなだっけ?とか能動的にたまに見るドキュメントにはWikiは適していますが、常に気にしておきたいような事を書いておくには適していないようでした。
そこで /remind
チームではチャットツールとしてSlackを使っています。そしてシンプルなリマインド機能があります。(割と最近知りました)それを使って定期的にお知らせしてあげる作戦です。以前はhubotを使って定期実行していましたが、"何か動いてない" とかhubot世話係のおじさんの出番が多く、ChatOpsしてる訳でもないのでシンプルで安定して動作する標準のリマインド機能の存在を知った時は目からウロコでした。 "常に"とまで行かなくとも定期的に、適切な時間に情報を届ける事ができます。
例
例えば毎日の朝会用チャネルには朝会直後に次の日向けにこんなメッセージを流しています。 2017年4月現在は公式のヘルプには特に明記されていませんが改行もできます。(これが言いたかった)
/remind @here at 11:00 every weekday ================== https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxx#gid=xxx (※チャート/休日/計測物のURL) スプリントのゴール 『xxxをリリースする!』 旬ルール ・退勤前に気軽にタスクボードを更新しましたか? ・レビューの準備はできましたか? ----- ↓もやもや書こう↓ -----
また、帰り間際にこんなメッセージを送っています。
/remind @here “今日の成果をタスクボードに反映して帰ろう:beer:” at 18:25 every weekday
詳しいフォーマットはこちらに日本語で分かりやすく書かれています。
他にも休みの予定の共有や自分への健忘録としての通知としても使えます。
まとめ
- リモートチームが常に見える状態は作れる!
- Slackのリマインド機能はシンプルで便利。